川崎フロンターレは8日、元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミス(38)と契約を結んだことを発表した。

都内で取材に応じた竹内弘明強化本部長(GM)は、「(ルーツが)アフリカ系の選手で非常に懐が深い。ボールを収めるところで、なかなか届かない。かなり相手にとって脅威になるのではないかと思いました。当然高さも強さも速さもある。特にボールを収めるところに期待しています」とその特徴を語った。

獲得の経緯としては、「春先からけが人が出たところで、若手が伸びてくれた状況で、秋以降ACLが始まる。クラブとして当然リーグ戦を第一に考えているが、取れていないタイトルがACL。若手が育っていく中で、もう1つ経験豊富な、本物の選手は、クラブにとっても若手にとっても刺激になる。4月の頭くらいからいろんなリストアップはありながら、最終的にゴミス選手を獲得した」と説明した。

ゴミスは、アルヒラル(サウジアラビア)時代に19、21年と2度ACLで優勝。19年には得点王と大会最優秀選手(MVP)をダブルで獲得した。竹内GMは、「後半戦に向けてJリーグもまだ当然、諦めていないし、登録が間に合えば天皇杯だって可能性ある。ACLは当然始まる中で、メッセージ性としては全体にかけたいんですけど、思いとしてはACLというのは結構大きいかなっていうのはありますね。全てにおいて、いい競争を、(レアンドロ・)ダミアンもいますけど、いい競争をしてもらえることをクラブとしては期待している。そういう風に現場としては持っていきたい」と悲願のACL制覇に向けて大きな補強であると話した。

ゴミスは、04年にフランス1部サンテティエンヌでデビューし、リヨン、スウォンジー(イングランド)、ガラタサライ(トルコ)などでプレーした。

19年には、浦和レッズとのACL決勝でもゴールを決め、得点後の四つん這いになる“獣パフォーマンス”でも知られた。184センチ、77キロのフィジカルとスピードが武器で、08年にはフランス代表として、欧州選手権EURO2008に出場した経験もある。