J2のヴァンフォーレ甲府は勝ち点7で並ぶメルボルンC(オーストラリアとの打ち合いの末、引き分けに終わった。

浙江(中国)-ブリラム(タイ)は浙江が3-2で勝利。甲府は総得点の差で1位をキープした。J2初の1次リーグ突破には、12月12日の敵地でのブリラム戦で勝利することが近道。他会場の結果次第では、得失点差勝負にもつれこむ可能性がある。

甲府は前半5分に失点も、直後の前半8分、セットプレーの流れからDF井上のヘディング弾で同点に。前半43分には、DF井上のロングボールに抜け出したFW鳥海が長身の相手DFにスピードで上回り、技ありのカンフーキック弾を決め勝ち越した。

だが、後半14分にペナルティー・エリア内でのハンドの反則で相手にPKを与え同点に。直後の後半19分にもクロスから失点し勝ち越しを許した。

敗戦の色を払拭(ふっしょく)したのは途中出場のFW宮崎だった。後半40分、宮崎がFWクリスティアーノのクロスを頭であわせ同点弾。今回のACLで甲府のホーム最多となる1万5877人の観客が駆けつけ、土壇場で勝ち点1をもぎ取り、1次リーグ突破へのぞみをつなげた。

【動画】甲府追いついた!クリスティアーノの絶妙クロスを宮崎純真が執念のヘッド