昌平(埼玉)は青森山田に力負けした。

前半4分で2失点と、U-18高円宮杯王者のパワフルな攻撃に屈した。プレミアリーグEASTで今季は2回戦い、1分け1敗。手の内は知っており、立ち上がりに気を付けていたが、それを上回る迫力でゴール前にボールと人をどんどん入れてきた。

DF佐怒賀大門主将(3年)は「(相手の攻撃に)のまれてしまった。あそこを0点で抑えられていたら、その後にチャンスがあったと思う」と悔やんだ。終わってみれば0-4という完敗だった。

一方的な展開の中、光もあった。後半22分から出場した1年生ドリブラーMF山口豪太が右サイドから好機を次々と演出。強烈な左足シュートで相手ゴールも脅かした。短い時間の中で2本のシュートを放ち、気を吐いた。

大会前には足裏に痛みが出て、全力でダッシュができない状況だったというが、それを感じさせない個人技の高さを披露した。世代別代表にも名前を連ねるレフティーは「僕が得点を取ろうとゴールを意識してプレーした。来年は僕が中心選手となって、この悔しさを爆発させます」と誓った。