J3福島ユナイテッドFC・寺田周平新監督(48)の就任会見が11日、福島市内で行われた。

寺田監督は、クラブが求める「地域に根ざしたクラブづくり」「J2昇格に向けての基盤づくり」「勝者のメンタリティーの構築」に賛同したためと就任理由を語った。寺田監督は99年から10年まで川崎Fでプレー。現役引退後は育成年代の監督やコーチとして尽力し、20年からはトップチームのコーチを務め、タイトル獲得に貢献してきた。「25年間(川崎Fで)過ごしたことで感慨深いものはあったが、(トップチームの)監督にチャレンジしたい気持ちがあったので、決断に迷いはなかった」と覚悟を示した。

新指揮官の下、「J2昇格」を目指す。寺田監督が求めるプレースタイルは「ひたむきにハードワークするサッカー」。昨季、福島の試合を観戦。「点を取る部分でもうひと工夫必要だが、自分が目指すスタイルを体現できる力は十分ある」と分析。「技術をさらに磨いて、イメージを共有をしていきたい」と意気込んだ。

大きな期待が高まる今季を迎えるにあたり、サポーターに向けて「目標達成までの道のりは楽ではないが、道中をサポーターのみなさんと苦楽を共にして、最後は一緒に喜び合いたいと思っています」と「J2昇格」を誓った。