ベガルタ仙台が15日、キャンプ出発壮行式を仙台空港で行った。仙台は15日から沖縄県糸満市で第1次キャンプを開始。その後、2次は宮崎県延岡市で29日から2月5日、3次は宮崎県宮崎市で2月6日から18日までを予定している。

この日の気温5度と冷え込みが強い仙台市とは打って変わり、沖縄は21度と練習環境絶好だ。式の冒頭にはベガルタ仙台市民後援会会長を務める、さとう宗幸氏から激励の言葉が送られた。さらに、サポーター代表から花束が贈呈されるなど「J1復帰」に燃えるクラブを後押しした。

森山佳郎新監督(56)は「本来いるべき場所(J1)へ戻るため、走り込みや厳しい練習を乗り越えてシーズンを戦い抜ける体力と熱いハートを身につけて帰ってきたいと思います」と覚悟を示した。選手を代表してあいさしたMFオナイウ情滋(じょうじ、23)は昨季は途中出場10試合無得点にとどまり、悔しいシーズンを過ごした。「厳しいキャンプになるが“PASSION″を持って乗り越え、苦しい時期も跳ね返せる力をつけたい。ホームだけではなく、アウェイでもみなさんと喜びを分かち合えるような最高のシーズンにします!」と意気込んだ。目標はただひとつ、「J1復帰」。いるべき場所へと戻るため、大きな進化を遂げて仙台へ帰ってくる。