J2のV・ファーレン長崎は29日、沖縄・読谷村で監督不在の異常事態のまま、トレーニングキャンプを開始した。

ファビオ・カリーレ監督(50)の二重契約締結問題は、いまだ解決していない。トラブル相手のブラジル・サントスFCが、一方的にブラジルサッカー連盟に登録して、違約金の減額も申請するなど、話し合いは平行線をたどっている。

長崎としても譲歩する構えはなく、違約金に関しても全額支払いを求める意向で、19日には国際サッカー連盟(FIFA)に提訴することを決めた。

いまだ下平隆宏新ヘッドコーチ(52)が暫定的に指揮を執っている。前代未聞のキャンプインとなったが、2月10日までの約2週間、集中するしかない。