J2V・ファーレン長崎は10日、異例の監督不在の中で、沖縄キャンプを終えた。2日間のオフを挟み、13日から練習を再開する。

1月29日、暫定的に指揮を執る下平隆宏新ヘッドコーチ(52)の下、正指揮官不在のままで、沖縄・読谷村でトレーニングキャンプを開始した。それでも、3日のJ1北海道コンサドーレ札幌と練習試合を行い、2-1(30分×4本)で勝利するなど整備を進めてきた。

ファビオ・カリーレ監督(50)のブラジル・サントスFCとの二重契約締結問題において、いまだ違約金に関してなど解決していない。糸口が見えないまま、1月19日に国際サッカー連盟(FIFA)に提訴することを決めていた。

そんな中、さらなるトラブルにも見舞われた。クラブは9日、今季のレプリカユニホームが製造遅延で開幕に間に合わないことが発表。最短で6月以降に届く見通しではある。

だが、今秋に新スタジアムが開業するメモリアルイヤーにあって、24日のJ2開幕まで、前代未聞の異常事態が続いている。