J1サガン鳥栖は11日、守備の課題を抱えたまま、18日間の沖縄キャンプを終えた。

キャンプで4試合目のトレーニングマッチとなった10日の北海道コンサドーレ札幌戦。攻守で改善が見られて、1-1(45分×3本)で終えた。

だが、6日浦和レッズ戦で1-7(45分×3本)の大敗を喫すなどキャンプ中は4戦未勝利(1分け3敗)。特に失点は合計18失点と課題を露呈した。

新体制発表で、小林祐三スポーツダイレクター(SD)は「(昨季は)守備のタレントが足りないと感じ、DFの補強が多くなった」と話していた新陣容。

最大の修正ポイントとして、守備陣を中心に補強を図ってはいたが、開幕へ不安が残る内容に終わった。

得点力不足も懸念される。2年目のFW河田篤秀(31)が2得点したものの、FW陣のゴールは4戦でチーム合計の約半分である4得点と迫力に欠けた。

昨季の開幕戦は、湘南ベルマーレに1-5と完敗。最下位の18位発進で、シーズンを通して勢いに乗れず14位に沈んだ。アルビレックス新潟との開幕戦(24日、駅スタ)で、同じ過ちを繰り返すことは避けたい。