J1ジュビロ磐田は25日、磐田市・大久保グラウンドでJ2藤枝MYFCと練習試合(45分×2本)を行い3-2で勝利を収めた。前日のホーム開幕戦(0●2ヴィッセル神戸)に敗れたチームはこの日、スタメンを除いたメンバーが出場。雨中のゲームで選手は必死にアピールを続けた。

1本目の前半21分、開幕ベンチ外となった新加入FWウェベルトン(21=ブラジル)がFKを頭で合わせ先制。前日の試合で途中出場のMF金子翔太(28)やMF中村駿(30)も疲れを見せず、はつらつとしたプレーを見せた。今季J2ジェフユナイテッド市原・千葉から移籍したDF西久保駿介(20)もハードワークを徹底。開幕戦の後半35分から出場しJ1デビューを果たした若武者は「J1の強度が体感できた。今後の課題は1対1の守備」と意欲を示した。出場メンバーやポジションが大きく変わった2本目は、両チームが2得点を奪い合い3-2で試合を終えた。

試合後、横内昭展監督(56)は「ピリッと締まって良い試合だった」。開幕戦でベンチ外となった選手を「あのピッチに立ちたいという気持ちが、より強くなっていた」と評価。選手間の競争を歓迎した。2季ぶりのJ1勝利を目指すチームは来月1日、アウェーで川崎フロンターレと対戦。難敵相手との連戦に指揮官は「神戸とは異なるタイプの強敵。(2戦目での対戦に)我々にとって、ある意味良かったと感じている」と、静かに闘志を燃やした。

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