名古屋高から北海道コンサドーレ札幌に加入したルーキーMF原康介(18)が3月2日アウェー・サガン鳥栖戦(駅スタ)で初のメンバー入りを目指しアピールする。チームはオフ明けの27日、熊本・大津町内で練習を再開し、ミニゲームなどで調整した。原は主力組に入った。「まず自分がやれることを一生懸命やって、選ばれるか選ばれないかは監督の判断。精いっぱいやっていきたい」と燃えている。

24日アビスパ福岡との開幕戦(0-0)で先発した選手数人が控え組でプレーし、その中で原は主力組の左ウイングバックで起用された。ケガ人が多数いた沖縄キャンプ中にも主力組に入ったことはあったが、14日からの熊本キャンプでは初という。スタメンの変更を検討するペトロビッチ監督(66)に力を試されているようだった。25日の福岡大との練習試合では右ウイングバックにも入った。「左右両方やれるようになれと監督に言われている」。チャンスを手にしようと必死だ。

福岡戦はベンチ入りを逃し、現地で観戦した。プロの試合に「観客の数や応援の声とかもすごくて、その中でより一層プレーしたいなと強く思った」。初出場を果たした全国高校選手権でベスト8進出に貢献。1月の沖縄キャンプに練習参加して、加入内定を勝ち取ったスピードが武器の18歳。「1試合でも早くベンチ入りとスタメンというのは、ずっと狙っていきたい。アピールしていけたら」と、指揮官の信頼を勝ち取るつもりだ。【保坂果那】