北海道コンサドーレ札幌は9日、ホーム開幕浦和レッズ戦前日練習を会場の札幌ドームで行った。前日8日まで熊本・大津町内で練習をし、1月に沖縄でスタートした約2カ月のキャンプ生活が終了。今季初の本拠地での練習となった。ガンバ大阪から期限付き移籍で約3年半ぶりにチームに復帰したFW鈴木武蔵(30)は「やっと帰って来れました。(札幌ドームは)やっぱり雰囲気が全然違う。これで人が入るとさらにいい雰囲気になる」と懐かしみ、試合本番を心待ちにした。

練習中、選手はピッチを気にするそぶりを見せた。一部で土が露出した状態となっており、踏まないようにマーカーコーンで囲まれている場所もあった。芝全体の青みも少なかった。鈴木は「ちょっとびっくりしたけど大丈夫です」と気にしない様子。主将のMF荒野拓馬(30)は芝の状態を確認した上で「球際とか気持ちのところが勝敗を分ける」と、攻略法を語っていた。

開幕から2戦無得点で未勝利。今季初勝利のためにも、ゴールが必要。その仕事を背負う鈴木は「いいゲームは絶対できるんじゃないかなと思うし、何とか勝利を届けたい」と誓っていた。