北海道コンサドーレ札幌はオフから明けた12日、札幌・宮の沢で練習を行った。

沖縄、熊本でのキャンプ生活を終え、ホームの練習場では今季初。スタンドに雪が多く残るグラウンドで、10日浦和レッズ戦先発組はリカバリー、その他の選手はポゼッション練習などで汗を流した。

初めて宮の沢のピッチに立ったルーキーMF原康介(18)は隣接する白い恋人パークの洋風な建物を見ながら「日本って感じじゃなくておもしろい」と感動。「サポーターの人数がキャンプより多くて、やっとプロになった実感がある」と、ファンサービスに応じた。MF田中克幸(21)は「雪の中でもここまで駆けつけてくれるファン、サポーターはすごく素晴らしい人々。温かさを感じる分、早く結果、勝利を届けたい」と士気を高めていた。

札幌での生活がスタート。人生初の寮生活となる原は、寮内で提供される栄養満点の食事に「品数も多くておいしい。カレーとか」と楽しんでいる様子。好物がウニの田中克は、新加入DF家泉怜依(24)とクラブのパートナー企業の「回転寿しトリトン」をさっそく訪れたという。ウニは品切れだったが、さっそく海鮮を堪能した。

すでにプロデビューを果たした2人。開幕から3戦未勝利(1分け2敗)で無得点の現状打破を誓う。田中克は「(試合会場に)ファン、サポータが多く駆けつけてくれてすごくいいものを作ってくださっている。選手が勝利を届けることでみんな笑顔になって、よりいい雰囲気で終われる。その姿を早く見せられるように」と意気込んでいた。