北海道コンサドーレ札幌MFスパチョーク(25)が13日、札幌・宮の沢でホームFC町田ゼルビア戦(16日、札幌ドーム)に向けた練習に参加した。W杯アジア2次予選に臨むタイ代表に選出されており、17日から一時チームを離れる。その前に「勝利が一番大事」と開幕から3戦未勝利(1分け2敗)のチームに今季初の勝ち点3をもたらすつもりだ。

3戦中2試合でフル出場。前線3枚の一角としてプレーするも、チームとして無得点が続いている。攻撃の連係については、さらに向上する余地はあると感じているが、現状を打破する1発さえ生まれれば、好転すると考える。「点が取れなくてチームの自信がなくなっている。点が取れないと自信につながらない」。その役割を担うことも「プレッシャー」と笑いつつ、しっかり理解している。

町田とは1月の沖縄キャンプ中に練習試合を行っているが、タイ代表としてアジア杯に出場していたスパチョークはプレーしていない。相手の試合を映像で確認はしたが「情報もそこまでないし、やりづらいチーム」という印象。今季J1に昇格して開幕から3戦負けなしと好調なチームの攻略法を探す。

町田戦翌日にタイ代表活動に参加する。21日にアウェー、26日にホームでC組首位の韓国と対戦し、27日に再来日する予定だ。タイは現在同組2位。勝ち点を重ねられれば、2次予選突破へ前進する。「勝ちたい試合。アウェーは難しいと思うけど、頑張るしかない」。札幌でもタイ代表でも大仕事が続くが、気合は十分だ。【保坂果那】