ガンバ大阪FW食野亮太郎(25)が、戦列に戻ってくる。

今季は沖縄キャンプ中の1月21日に左太もも肉離れの負傷をし、開幕に間に合わず。約2カ月のリハビリを経て、30日サンフレッチェ広島戦(Eピース)でのメンバー入りが狙えるまでになってきた。

20日は大阪・吹田市内の練習場で公開練習を実施。食野は軽快な動きで回復ぶりをアピールした。

すでに非公開での練習試合で実戦復帰を果たしている食野は「自分が思っている以上に走れたし、強度も出せた」と復帰に向けて好感触を得ている。

今季は出遅れる形になったが、昨季からダニエル・ポヤトス監督(45)の元でプレーしていることで、理解度は十分だ。

「ダニ(監督)が言ってることは(昨季)からあんまり変わっていなくて、スペースを見つけて、作ってアタックするということ。今年は走れるメンバーが増えたことが変わっていて、スペースはいっぱいできると思う。そこをどれだけ見つけて入っていけるか」

新加入選手が躍動する中でも、スムーズに入っていくためのイメージはしっかりできている。

狙うのは今季初出場での得点だ。

「チャンスがあればしっかり(足を)振っていく。今年は本当に2けた(得点)を狙っていきたい。チームは今のところ宇佐美(貴史)くんからの得点。宇佐美くんに頼らず、ゴール前では足を振って点を取ることをより意識してやらなきゃいけない」

サイドから中央へのカットインから、積極的にゴールを狙っていくことを宣言した。

G大阪は食野以外にもDF三浦弦太(29)DF江川湧清(23)MFファン・アラーノ(27)FWイッサム・ジェバリ(32)といった選手が離脱していたが、いずれもフルメニューをこなすまでに回復。広島戦に向けて、メンバー入りの競争が激化している。