柏がエース不在でも勝ちきった。FW細谷、DF関根がU-23アジア杯で欠場。0-0の後半27分、途中出場のFW木下が、MFマテウス・サヴィオの右からのクロスを右足ダイレクトで押し込み均衡を破った。守ってもDF古賀&犬飼のCBコンビがゴールを死守し、昨年9月2日の横浜戦以来、7カ月ぶりにホームで勝ち点3を手にした。木下は「練習してきた形」と胸を張り、古巣相手の決勝点に「大きなクラブでいいタレントがそろっているチーム。そこにしっかり勝ちきれたのは良かった」。

浦和には20年を最後に勝てていなかった。残留争いをした昨季は、浦和サポーターから「J2柏」の大合唱を浴び、この日もファウルをすると「柏、柏、くそったれ」のコールが飛んだ。その中での無失点勝利にDF古賀は「去年とは違うという部分は見せられた」と手応えを口にした。