東京ヴェルディが今季2勝目を挙げた。アウェーでサガン鳥栖を2-0と下し、14位に浮上した。

前半20分にFW木村勇大が自ら倒されて得たPKを決めて先制。終盤まで押し込まれる展開が続いたが、懸命にチーム一体となってディフェンスをすると最後の大きな追加点が飛び出した。

アディショナルタイムの後半52分、GKマテウスからのロングボールが前線でルーズボールとなったところ、途中出場のFW松橋優安が素早く拾い、相手選手2人間を突破し、右足つま先で押し込むようにシュート。ボールはGK朴一圭の体に当たりながらも、ゴールにコロコロと転がり込んだ。

J1で初ゴールを決めた松橋は「やっと結果が残せた。この2年半、(レンタル移籍で)外に出て試合にも絡めず悔しい思いをした。こういう結果で恩返しできて良かった。(得点は)あれは執念。何が何でもネットに突き刺す、強い気持ちで前に行きました」。そして城福浩監督も「(松橋は)スピードがあるので抜け出したら何かあると思った」と喜んだ。

これで直近8試合連続の負けなし(2勝6分け)。加えて3試合連続の無失点と、チーム状態は上がっている。次はホームにジュビロ磐田を迎える。松橋は「ホームではもっと応援があるし、サポートしてくれると思う。ホームで勝利したい」と連勝を誓った。

【J1】横浜-磐田、新潟-広島、川崎F-浦和、町田-柏、名古屋-神戸など/スコア速報