けがで離脱していたヴィッセル神戸の元日本代表MF山口蛍(33)が、サガン鳥栖戦で5試合ぶりに復帰を果たした。

2-0の後半30分にMF井手口陽介(28)と代わってピッチに入ると、主将の復帰を待ち望んでいたサポーターから大きな拍手で迎えられた。キャプテンマークを受け取って左腕に巻き、試合終了までプレー。7月13日に北海道コンサドーレ札幌戦以来の試合を終えた山口は「もう少し点を取らなくちゃいけない試合だった。もっとチャンスは作れていたと思うし、最後締めるところや、ラストパスの精度はもっともっとやっていかないと」と勝利したものの、チームにより高いパフォーマンスを求めた。

山口が戦線離脱している間、神戸は7月20日名古屋グランパス戦で後半アディショナルタイムに勝ち越しながら、その後に追い付かれ、前節のガンバ大阪戦でも最終盤に失点して2-2で終える失態があった。山口は名古屋戦を「あの状況から逆転までいったことがまず奇跡に近いことだったのに、そこから追い付かれるというのは起きてはいけないこと」と振り返る。DF酒井高徳(33)も不在の中で感じたのは、チームを引き締める存在の必要性。「あの中でしっかり締める人がいないといけないっていうのは思った。それが自分の役割ではあるなと思う」と山口は責任感を強めて戻ってきた。

19日に全体練習に合流し、フルメニューをこなしたばかりではあるが「今日は時間制限はあったけど、次からは特にない」と次戦以降のフル出場にも意欲。首位FC町田ゼルビアとの勝ち点差を「5」に縮めて3位に浮上した神戸を、主将がさらに加速させていく。【永田淳】