J1清水は8日、静岡市の清水三保グラウンドでJFL沼津と練習試合(45分×2本)を行い、3-0で勝利を収めた。センターフォワード(CF)で先発したFW高橋利樹(28)が、前半12分の先制点を含む1得点1アシストをマーク。今季、ここまで先発出場1試合にとどまっている背番号「38」が、スタメン奪取に向けて結果でアピールした。
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清水FW高橋利が“定位置”のゴール前で存在感を示した。まずは0-0の前半12分、前線でのボール奪取から生まれた好機だった。ゴール右でMF嶋本悠大(19)からパスを受けると、右足一閃(いっせん)。低弾道の強烈な一撃で逆サイドのネットを射抜いた。
「スタメンに加わっていくためにアピールしなければいけない立場」と実戦のピッチに立ったストライカーは、これで終わらない。同27分には自ら相手のビルドアップを奪い、MF松崎快(28)の追加点をアシストした。2ゴールに絡み、快勝に貢献。「結果を出せたことは良かった」と一定の手応えを示した。
今季就任した吉田孝行監督(48)の攻撃スタイルはロングボールが主体。そのターゲット役となるCFの位置には、194センチのFWオ・セフン(27)が君臨する。「明治安田J1百年構想リーグ」では開幕からここまで5試合。高橋利の先発出場は、オ・セフンがコンディション不良で欠場したアウェーG大阪戦の1試合にとどまる。「やっぱり、一番前(のポジション)が楽しい。他のポジションでの出場も意識しながら、そこで勝負したいという思いはある」と同位置でスタメンの座を目指す。
次戦は14日。百年構想リーグのホーム岡山戦に臨む。高橋利は「自分にはセフンの高さはない。今日のように背後に抜けたり、いろいろな所に顔を出す。自分の良さを出しながら結果を残し続けることが、孝さんに『一番前で使ってみよう』と思ってもらえる道。練習からアピールを続けていきたい」と口元を引き締めた。【前田和哉】



