<J2:横浜FC1-0水戸>◇第3節◇7日◇ニッパ球

 クラブ史上最年少デビューを飾った高校3年生のFW小野瀬康介(18)が、チームに劇的勝利を呼び込んだ。後半36分から途中出場し、Jリーグデビューを果たすと、後半ロスタイムも7分が経過したところで、右サイドからドリブル突破。中に切れ込みながら2人をかわし、シュートこそ打てなかったが、こぼれ球にMF野崎陽介(26)が反応。右足でゴール右足で流し込み、決勝点を奪った。いきなり大仕事をみせた殊勲の18歳は、先輩から頭をたたかれながら満面の笑み。「思い切りやってこいと言われていた。入ったら緊張はなかったです。会場に来るまでのバスの中では、半端なかったですけど」と初々しく試合を振り返った。