電撃的に指揮官を交代したG大阪が27日、松波正信新監督(37)の下で本格始動した。

 大阪・万博練習場で午後3時すぎから練習をスタートさせた。前日26日にブラジル人のセホーン監督と、元日本代表FWの呂比須ワグナー・ヘッドコーチを解任したばかり。

 松波新監督は堂々とした様子でミニゲームなどの練習メニューを淡々と行った。

 練習場には数百人のサポーターが集まり「俺達はミスターガンバと共に」の横断幕が掲げられた。松波新監督と、実好礼忠ヘッドコーチ(39)の新政権誕生の歓迎ムードが漂った。

 松波新監督は、昨季まで10年の指揮を執った西野朗元監督の下でコーチ経験があり「日本最高の指導者の下でコーチをやらせてもらった。攻撃的なものなど学んだものが多い。試合展開でどう(選手を)代えるか、選手との接し方などいろいろなものを西野さんから得た」と話した。

 現在、チームはACL含め公式戦5戦全敗。それでも松波新監督はタイトル獲得を目標に掲げた。

 松波ガンバは31日新潟戦(アウェー)が初陣となる。