G大阪FW播戸竜二(28)が19日のACL全南戦(アウェー)で今季公式戦初先発することが17日、濃厚となった。リーグ開幕から3試合連続途中出場だったが、チームは2分け1敗。バレーとの2トップで苦境脱出を託される。この日、非公開練習に臨んだ播戸は「チャンスがあればしっかりつかむことが大事。チームが苦しいときに力になれる選手でいたい」と闘志をみなぎらせた。

 今季はルーカス、山崎の加入でFW競争が激化。1~2月に日本代表合宿に参加した播戸はG大阪で出遅れた。だが、後半から出場した15日磐田戦の動きに、西野監督から「テンポが変わる」と絶賛された。それでも「いくらいい動きをしても、ゴールを決めな意味がない」と播戸。12日は格下のチョンブリに引き分け、次はアウェーでも勝利が必要になる。闘魂FWがチームを救い、先発定着につながる1発をたたき込む。