ブンデスリーガ王者のバイエルンが30日に来日、31日の親善試合浦和戦での真剣勝負を約束した。この日、チームは埼玉スタジアムで練習を行い、クリンスマン監督は「浦和はアジアを制覇したベストのチーム。いい試合を見せたい」と宣言した。

 今季から就任した同監督は、選手らにドリブル禁止令を課している。チーム始動後の練習では、ハーフコートを使ってゴールなしで延々30分ボール回しを続ける。ドリブルが得意なFWポドルスキやMFシュバインシュタイガーがボールを持ちすぎると、同監督のカミナリが落ちるという。練習量も歴代の監督に比べて格段に増え、元フランス代表DFサニョルは「新しい取り組みではあるが、たくさん練習することで他の選手と長くいられるし、楽しんでいる」と、前向きに話していた。【栗田成芳】