篠田イズムで定位置奪取だ。福岡新入団のDF山口和樹(22=福岡大)が、1年目からのレギュラー定着を誓った。7日、福岡大で岐阜内定のDF冨成慎司(21)とJ入団会見に出席。福岡大出身で同じDFの長野聡(26)もいる福岡への入団に「大卒は高校生とは違う。即戦力として試合にスタメンに出ないといけない」。先輩DFとの定位置争いも歓迎だ。

 186センチの長身から繰り出すヘディングに定評があるが、それ以上に評価されているのがアグレッシブな姿勢だ。福岡の篠田監督は年末の全国大学選手権を視察。福岡大の乾監督は「全力で取り組むひたむきさとチームを鼓舞するアグレッシブで力強いプレーを篠田監督から評価された」という。福岡市早良区生まれの山口は「ブルックス時代の篠田監督のプレーも見た。福岡を活性化させたい」。篠田監督の現役時代をほうふつさせるアグレッシブさを武器にJリーグに挑む。