<J2:富山0-0C大阪>◇第10節◇26日◇富山

 C大阪が今季初の無得点で首位から陥落した。アウェー富山戦で0-0の引き分けに終わり、湘南に抜かれて2位に後退した。前節にFWカイオ(21)が負傷し、レビークルピ監督(56)は代役の1トップにFW柿谷曜一朗(19)を抜てき。日本代表MF香川真司(20)とMF乾貴士(20)と「IKKトリオ」を結成したが、決定機を逃して不発に終わった。

 C大阪は魅惑のトライアグンルが不発に終わり、首位から陥落した。柿谷、乾、香川を中心に華麗な攻撃を展開。強風と大雨の中でも攻め続けたがシュートの精度を欠き、今季J2に昇格したばかりの富山ゴールを割ることができなかった。MF香川は「あんまり攻撃で崩すことができなかった。相手のハードワークに対し、効果的な攻撃ができなかった。パスの距離も悪い」と反省の弁しか出てこない。レビークルピ監督は「崩してからの決定力が課題。天候が悪くても、落ち着いて試合を進めていかないといけない」と首位から落ちて表情は厳しかった。