リーグ戦で首位を独走する鹿島のFWマルキーニョス(33)が、5日のアウェーでの2位川崎F戦に「ぶっつけ本番」で臨む可能性が出てきた。左太もも裏痛を抱えているためで、鹿島幹部は2日、「3日と4日は練習には合流せず、治療に専念して川崎F戦に臨むことになるのでは」と明言した。

 マルキーニョスは6月28日の大分戦で負傷。患部に炎症を起こしたため同29、30日の練習を休み、治療に専念した。1日の名古屋戦には先発して1点を奪ったが、強行出場したことで、「(患部の)張りが強くなった」(同幹部)という。この日、チームは名古屋から茨城県鹿嶋市に移動して完全休養。川崎F戦まで中3日。エースの回復状態次第では王者に一抹の不安が生じることになる。