「敵地男」の1発で連敗を止める。コンサドーレ札幌は22日、アウェーで富山と対戦する。石崎監督は前節18日の草津戦同様、MF西大伍(21)をFWで起用する。過去6得点すべてを敵地で決めている西が、富山で自身7試合ぶりのゴールを狙う。

 草津戦では無得点に終わった西だが、石崎監督はポストプレーでの冷静なボールさばきを評価。2試合連続のスタメンFW起用に踏み切った。「ボールも収まるし、ゴール前にもよく顔を出す。あとはシュートを決めてもらいたい」と期待した。先発FWはここ8試合無得点だけに、西自身も「使われている間に結果を出さないと。チャンスはすべて決める覚悟で臨みたい」と誓いを立てた。

 西は過去、愛媛、柏(千葉)日本平(静岡)鴨池(鹿児島)徳島鳴門、平塚(神奈川)と、すべて敵地で得点を記録している。「本当はホームで決めたいのですが…旅行好きだからですかね」と苦笑いするチーム一の“外弁慶”が、3連敗は阻止する。