鹿島のFW大迫勇也(19)が「魔の8月29日」のジンクスを打ち破って、「柳沢超え」を目指す。25日、早大との練習試合に前半のみ出場。得点こそなかったが、次戦の大宮戦(29日、NACK)に向け「結果を残せるように頑張る」と意欲を表した。

 大宮戦の開催日8月29日は鹿島にとって縁起が悪い。リーグ戦を3試合以上行った月日の中で全敗は5月1日と8月29日だけ(ともに3戦3敗)。特に98年8月29日の横浜F戦は1-3、07年同日のG大阪戦は1-5で大敗するなど相性は最悪と言える。

 大迫は途中出場の23日の東京戦でゴール。現在公式戦6得点(リーグ3点、ACL3点)で、あと1点で鹿島が生んだFW柳沢敦の高卒新人1年目のゴール数(リーグ5点、天皇杯1点)を上回る。「柳沢さんを超えられれば光栄だけど、気にせず集中したい」。自身の一撃でチームの悪夢を一掃し、偉大な先輩超えも成し遂げるつもりだ。