再開試合の鹿島-川崎F戦が7日、カシマスタジアムで行われる。川崎Fが3-1でリードした後半29分1秒から試合が再開される。

 2点のリードを死守したい川崎Fは、選手に異例の「バックパス禁止令」を出した。鹿島が攻撃的なサッカーを仕掛けてくることは確実で、自陣での小さなミスが失点につながる可能性もある。6日の前日練習後「今回は最後の時間帯に、90分間すべてが凝縮される。リスクは絶対に避け、確実なプレーをしたいから」とクラブ関係者は理由を説明した。

 この日の練習では後半29分に鹿島陣内からの間接FKで再開することを想定して本番と同じ状況を再現。DF井川が左、右、中央とボールを蹴り分けて、守備の対応を5度も確認した。関塚監督らから「相手のキックに対し、壁は首をすくめるな」「オフサイドの笛が鳴るギリギリまで、体を張って相手を追う」などの細かい守備の指示が出た。

 順当に勝てば勝ち点49となり、首位清水に勝ち点50で並ぶ2位鹿島との勝ち点差を1に迫る。GK川島は「タイトルのために、体を張って勝ち点3を取る」と語気を強めた。