大分の倒産危機が現実味を帯びてきた。Jリーグから求められていた再建計画を21日、正式に提出。だが、既に融資されている3億5000万円に続く追加融資を受けるための条件だった新社長の決定、再建計画の見直しはなく、予定していた2億5000万円をリーグから借りることは厳しくなった。社長代行の青野浩志経営企画部長(53)は「ギリギリまで詰めた」と限界を主張した。一方、地元の金融機関からの支援も模索し始めたが、今月末までに1・5億円、来年1月末までに1億円を準備しなければならない。資金調達ができなければ、倒産という最悪の事態を招く可能性が高まってきた。