今こそ再び、運動量で圧倒だ。仙台MF関口訓充(26)が、首位奪還へ原点回帰の重要性を説いた。7月は1勝2分けとまずまずながら、優勝を目指すからこそ満足はできない。関口自身、前節7月28日の鳥栖戦で復帰したばかり。惜しい場面も演出したが「(全体に)運動量が少ない部分はある。省エネも大事だけど、やろうとしたサッカーを貫いて勝ちを重ねていくのが強いチーム。自分もゴール前で楽しめていないし、まだまだ」と、さらに状態を上げていきたい考えだ。

 前線から連動して相手に圧力をかけ、ボールを奪ってカウンター。暑さで足が止まりがちな季節に、12年仙台を支えてきたスタイルを再確認。「前から奪って、相手ゴールに近いところでサッカーをすることで複数点につなげてきた。連動してこそのディフェンス。みんなが同じ絵を描いて、連動して取りにいければ」。まずは8月初戦となる4日のホーム横浜戦に、しっかりと走り勝つ。【亀山泰宏】