<ACL:広州恒大2-1横浜>◇1次リーグG組◇22日◇広州

 横浜は中国でアジア王者の広州恒大に敗れ、敗退が決まった。G組は最終節を前に全4チームが勝ち点7。4位から逆転での決勝トーナメント進出へ、勝つしかない状況だったが完全アウェーの会場で防戦一方。前半のうちに相手のエースFWエウケソンに2点を決められた。後半40分にMF斎藤学(24)が意地のゴールを決めたが同組最下位で敗退となった。斎藤は「あまりに(反撃が)遅かった」。DF中沢は「先に失点したのが敗因。強力なFW陣を焦らすことができなかった」と話した。

 前半戦3試合の取りこぼしが響いた。ターンオーバー制を採用し、主力を温存したひとまわり目の対戦が1分け2敗。ここで勝ち点1しか奪えなかった。第4節から2連勝し、何とか最終節のこの日まで望みをつないだが、勝負に出るのが遅すぎた。力を出し尽くしたとは言いきれないむなしさとともに姿を消した。