仙台の西川社長が、現体制を継続して戦う方針を示した。23日に仙台市内で行われた取締役会後に「渡辺監督に全幅の信頼を置いている。残り9試合だが、必ずや結果を残してもらえるだろう」と話した。チームは5連敗で現在14位。降格圏内の16位C大阪まで勝ち点2差と厳しい状況でも「フロントも一体となって反転攻勢をかける」と意気込みを語った。

 クラブ経営状況については、7月までの上半期で1億700万円の赤字だったことが発表された。同社長は「最大の要因は入場者数の減少。1試合平均1万4000人割れが続き、想定より約10%下回った」と説明。改善策については「スタジアムの魅力創出に本格的に取り組む。来季は100%黒字を目指す」と話し、入場ゲート付近の飲食ブースの増設やライブイベントの開催などを検討しているという。