ボランチで不動の存在、日本代表MF遠藤航がドイツ戦に間に合いそうだ。
脳振とうからの復帰への段階を定めたプロトコルが、19日の時点で競技に復帰できる直前段階のステップ5まで完了。この日の練習は公開された冒頭約15分間で、ボール回しやステップ練習などで軽快に体を動かした。カタール合流初日の15日はランニングなど軽めの調整のステージ3で「どうなるかやってみないと分からないが、大丈夫だったら試合」と話していたが、順調に進んだ。
遠藤は8日のブンデスリーガ・ヘルタ戦で相手選手との空中戦で頭部を激しく打ち、倒れ込んで緊急搬送された。1日の入院を経ての合流となり、その際は「めまいまではいかないが、ふらーっとする感じがある」とも語り、状態が心配されていた。今後も慎重に状態をチェックしていくことになるが、ふたたび症状が出ることがなければ、ドイツ戦に出場できる。
対ドイツに欠かせない存在だ。所属するシュツットガルトでは、ブンデスリーガで2年連続のデュエル勝率トップ。「もう2シーズンやっているので、そこは」と意に介さない姿が頼もしい。ドイツ代表の中盤から前線にかけては同リーグの王者バイエルン・ミュンヘンの選手が大半を占めており、その脅威を誰よりも知る男でもある。
今大会にかける思いも強い。18年W杯ロシア大会はメンバーに選出されるも、出場機会はなし。決意を持って海外挑戦し、日本代表の主力に成長した。再びたどりついたW杯の初戦の相手が、ゆかりのあるドイツ。「自分たちを見下す試合はしてこないかなと思う。難しいが、トライして勝ちにもっていけたら。個人的に楽しみ」。力強い言葉を残して復帰を目指していた。デュエル王の帰還は、森保ジャパンにとってとてつもなく大きい。


