スペイン代表FWアセンシオ(26)が日本代表MF久保建英について「素晴らしい才能と高いクオリティーを備えた非常に危険な存在」と評した。

ワールドカップ(W杯)1次リーグ初戦でスペインがコスタリカ相手に7-0の圧勝を飾った翌日、アセンシオが代表チームの記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アス電子版が24日に伝えている。

アセンシオは次節ドイツ戦について、「本当に素晴らしい選手たちをそろえた強豪だ。とてもいいサッカーをするチームなので、厳しい試合になることは分かっているし、大いに苦しめられると思うが、再び勝ち点3を獲得できるように頑張るよ」と意気込みを語った。

続いて最終節で対戦する日本については「(その前に)ドイツに勝って決勝トーナメントに進みたい。日本は組織的で規律あるチームだ。僕たちは東京五輪でそのことを見ているし、倒すのが難しい相手だよ。また僕は久保のことを知っているが、彼は素晴らしい才能と高いクオリティーを備えた非常に危険な存在だ。でも僕たちは日本よりも上に行くことを目指している」と言及した。

またアセンシオは7得点を奪って幸先の良いスタートを切ったことで、自分たちを優勝候補だと思うかという質問に対し、「昨日の試合はあのようなプレーを続けていかなければいけないということを確認するものとなった。あのような結果は今後に向けて自分たちに大きな自信を与えてくれるが、過信してはいない。監督もそんなこと許してはくれないしね」と浮かれた様子を見せなかった。(高橋智行通信員)