オーストラリア代表でJ2ファジアーノ岡山所属のFWデューク(31)が、今大会におけるJリーグ選手初得点をマークした。前半23分に挙げたこの先制点が決勝点となり、母国に3大会ぶり勝利をもたらした。

ゴール後には長男ジャクソン君(6)のイニシャル「J」の文字を両手でつくって笑顔を弾けさせた。FIFA公式サイトには写真付きで「このパフォーマンスは自身の息子に向けてだったようです」と紹介された。

清水などでのプレーを経て、今季は岡山で8ゴール。この日の試合では、左サイドからのクロスに頭で合わせて得点を決めた。相手選手に当たり軌道が変わった難しい球にもしっかり反応し、J2で示した得点力を大舞台でも発揮した。

W杯出場時にJ2所属の外国人選手による得点は初めて。日本選手では02年日韓W杯で森島寛晃(セレッソ大阪)が得点を記録している。森島の得点もチュニジア戦だった。