日本代表GK権田修一(33=清水)が“神セーブ”を再現する。

ワールドカップ(W杯)2戦目のコスタリカ戦前日練習が行われた26日、取材に対応。「前から一気に来るかもしれないし、日本が(1次リーグ突破を)決めようとしているところを逆手にとって、カウンターでくるかもしれない。試合を重ねていったら、イレギュラーに対応する力も大事」。コスタリカがどんな攻め方をしてきても、対応する構えだ。

ドイツ戦では前半31分に先制点につながるPKを献上。しかし後半25分に4連続ブロックの“神セーブ”を見せ、日本に勢いをもたらした。2戦連続の好守備連発で、勝利への流れをがっちりキャッチする。

W杯に臨むGKは権田、川島、シュミット・ダニエルの3人。支えてくれる2人には特別な思いがある。

「メディアを見ると、ダン(シュミット)を使え、使えと書いてあるのも知っている。ずっとライバルがいる。僕が若い時に(川島)永嗣さんにとってそういう存在になれなかった。年が上がってしまったけど、ダンのおかげでお互いライバルだけど、いい関係を築けている」

強固な絆で結ばれた3人、そしてチームは、少しの揺さぶりくらいでは動じないはずだ。(ドーハ=磯綾乃)