日本代表DF吉田麻也(34=シャルケ)が6日、ワールドカップ(W杯)史上初の8強をかけたクロアチア戦での敗戦から一夜明け、取材に応じた。自身の今後の代表活動については「何も考えていません」と未定とした。

「これから…。(日本サッカー協会の)田嶋会長と話します。次の監督次第。次の監督がどう考えているか、次の監督が誰になるか分からないし。なるようになるでしょ」

主将としてさまざまな重責を背負ってきた4年間。

「1試合1試合の重みが違いました。自分が変わったというより、キャプテンという立場が成長させてくれたのは間違いない。プレッシャーを楽しんでいる自分もいて。プレッシャーがあったから自分を律することができたのは間違いない」

ここから先の4年間、再び主将として引っ張っていく覚悟について問われると「いやー、分かりません。難しいですね、家族と相談させてください(笑い)」と話した。

W杯初出場選手が19人と大半を占めた今大会。スペイン、ドイツの強豪をやぶり、2大会連続の16強は日本史上初めてだった。

「悔しいです。悔しさと寂しさしかない。いいチームでしたし、勝たせてもう1個押し上げたかった」

赤くなった目も、悔しさも、前夜と変わらなかった。