プレミアリーグのクリスタルパレスは、本拠地セルハーストパークのピッチを荒らす微小な寄生虫を退治するため「液体にんにく」を散布した。英BBC電子版が報じた。
同サイトによると、セルハーストパークのピッチは、芝に寄生する線虫に悩まされてきた。その線虫が根の部分に入り込むと芝が弱くなり、すぐにすり減ったり、切れやすくなる。
そのため、にんにくをすりぶし、それをこすなどして抽出した「液体にんにく(ガーリック・ジュースとも呼ぶ)」を散布。液体にんにくはその名の通り、においはきついが、害虫駆除には効果抜群なのだという。
セルハーストパークの主任グラウンドキーパーのブルース・エリオット氏は「家にあるにんにくの、その100倍のにおいを想像してみてほしい」と、その強い刺激臭について説明した。
その強烈なにおいを1番最初に体験するのが、もしかしたらシャルケDF内田篤人(29)になるかもしれない。クリスタルパレスは8月5日に本拠地で今季最初のフレンドリーマッチを予定しており、その相手がシャルケなのだ。
【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)