6月30日でドルトムントとの契約を満了するマリオ・ゲッツェの将来について、元ドイツ代表ローター・マテウス氏が言及した。

大衆紙「ビルト」によると、ゲッツェとドルトムントが別の道を歩むことはすでに両者合意の上で決定しているが、同選手が果たしてどのクラブへ旅立っていくのかは、現時点で不透明なままだという。

そんなゲッツェに対してマテウス氏は「彼が再び輝きを取り戻してくれることを願っている。そのためにはクラブからの信頼、監督からの信頼、そして自らを信頼することが必要となる。それがかなえば、彼はきっとまた力を手にするはずだ。マリオ・ゲッツェという名前は、以前と変わらずビッグネームだよ」と、能力の高さを認めている。

しかし同時に「(ドルトムントとの契約を終えてからは)クラブのことも、給料のことも、見栄を張ってはならないと思う。移籍金がかからない状態とはいえ、ビッグクラブがゲッツェの獲得に動くとは考えにくい。彼の給料は高いからね」とコメント。専門誌「スポーツビルト」によれば、ゲッツェとドルトムントの契約延長が破談に終わったのは、1000万ユーロ(約12億円)ともいわれる年俸の減額をゲッツェ側が受け入れなかったことが理由だという。

そしてマテウス氏は「彼はすでに多くのことを成し遂げ、ドイツ代表をW杯チャンピオンに導き、ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンで素晴らしい時間を過ごしてきた。まずは“自分”というものを見つけなければならない。それはフィジカルの問題ではなく、メンタルや頭の問題だ」とアドバイスを送った。