FW岡崎慎司(30)が所属するレスターの初Vは持ち越しとなった。敵地でマンチェスターUと対戦し引き分けた。
レスターは残り2戦で勝ち点77。3試合を残し同69の2位トットナムが、チェルシー戦で引き分け、レスターの初優勝が決まった。
2015年
◆ 8月 8日○4-2サンダーランド(H) 先発フル出場
岡崎「(開幕デビューし)最低限自分の特徴は出せた。これをベースに自分のやり方、全力プレーをどれだけ通用するか試しながら、ちょっとずついいもの付け加えることが、これからスタートする。その第1歩踏めた」
- サンダーランド戦で手をたたくレスター岡崎慎司(撮影・PIKO)
◆ 8月15日○2-1ウエストハム(A) 先発→後半17分交代 得点1
岡崎が右足ボレーのはね返りを、自ら頭で押し込みプレミア初ゴールを決める
- ウェストハム戦でプレミア初ゴールを決めるレスター岡崎(撮影・PIKO)
◆ 8月22日△1-1トットナム(H) 先発フル出場
岡崎「(味方へのサポートを徹底し、攻守をかみ合わせる歯車となり)フォロー(後方支援)ですね。プレミアは能力高い選手でいっぱい。フォローを一番に考えている。味方が困っていたらサポート。1発目に裏に行くよりも、2人目、3人目の動き。ボールを取られたら一番先にアタックに行く。1トップだろうがどこだろうが、戦い方を常に変えられる。相手によっても、味方の関係性によっても変えられる。ここでセカンドトップ(1・5列目)としてもう1回可能性を出せれば代表でもできる」
◆ 8月29日△1-1ボーンマウス(A) 後半1分途中出場
岡崎「(プレッシャーをかけて相手選手のミスを誘い、同点となるPK獲得の起点となり)そういうプレーで貢献していることには自信を持っている。これからも続ける。(先発落ちには)自分の立ち位置が見えたので、また頑張ろうかな」
◆ 9月13日○3-2アストンビラ(H) 先発→後半1分交代
レスターは逆転勝ちで首位マンチェスターCに次ぐ2位に浮上
◆ 9月19日△2-2ストーク(A) 先発→後半20分交代
◆ 9月26日●2-5アーセナル(H) 先発→後半1分交代
レスターは大敗で今季初黒星
岡崎「今は残しておく選手ではないと思われている。それが今の自分の立場。チームが不調の時に、安定してプレーができるかどうか。チャンスは必ず来る」
◆10月 3日○2-1ノリッジ(A) 先発→後半25分交代
岡崎「(6戦連続で無得点も)自分がどこで取るのかは見つけ出してきている。より挑戦していきたい」
◆10月17日△2-2サウサンプトン(A) 先発→後半1分交代
◆10月24日○1-0クリスタルパレス(H) 後半18分途中出場
◆10月31日○3-2ウェストブロミッジ(A) 後半43分途中出場
◆11月 7日○2-1ワトフォード(H) 後半1分途中出場
レスターが3連勝で3位キープ
岡崎「(3試合連続ベンチスタートも)(監督に)もう1度先発で使おうかなと思わせるプレーはできた。絶対に自分の方がリズムを作れていた。得点を決めることで救われることもあるけど、得点に固執しても結果はつかめない。そういう場面が来た時に決められれば」
◆11月21日○3-0ニューカッスル(A) 後半28分途中出場 得点1
レスターが首位浮上
岡崎「(相手GKがはじいて高く跳ねたボールを頭で押し込もうとしたが空振り。しかし、ワンバウンドしたボールが額に当たり、足元にこぼれたところを右足で押し込んだゴールに)一世一代の珍プレーで出られるんじゃないかな。いやあ、神様いますね。(日本代表のカンボジア戦で)キャプテンやってPKを外したと思ったら、こんなゴール。こういうことがあるからやめられない」
- 後半、ゴールを決め喜び合うレスター岡崎(右)(撮影・PIKO)
◆11月28日△1-1マンチェスターU(H) 先発→後半15分交代
岡崎相棒のFWバーディーがプレミアリーグ新記録となる11試合連続ゴール
◆12月 5日○3-0スウォンジー(A) 不出場
レスターが単独首位に浮上
◆12月14日○2-1チェルシー(H) 後半43分途中出場
レスターが今季10勝目を挙げて再び首位
◆12月19日○3-2エバートン(A) 先発フル出場 得点1
岡崎が今季3得点目。FWバーディーの横パスを1トラップから左足を振り抜く
- エバートン戦の後半、レスター岡崎(右)は今季3点目を決める(撮影・PIKO)
◆12月26日●0-1リバプール(A) 先発→後半24分交代
11試合ぶり今季2敗目
岡崎「(倒されたが、PKは得られず)ブロックしてシュートを打とうと思った。自分も耐えたが、思ったより相手がガツンときた。(負ければ首位陥落に)2連敗はしたくない。切り替えてやるしかない」
◆12月29日△0-0マンチェスターC(H) 不出場
得失点差で首位をアーセナルに明け渡し、2位で年内最終戦を終える
2016年
◆ 1月 2日△0-0ボーンマウス(H) 後半20分途中出場
◆ 1月13日○1-0トットナム(A) 先発→後半32分交代
首位アーセナルと勝ち点で並ぶ
◆ 1月16日△1-1アストンビラ(A) 先発→後半14分交代 得点1
岡崎「(味方シュートのこぼれ球を押し込むらしい先制点に)あの場面だけ見たら『よくいたな』と思うかもしれないが全部詰めているので。運ではない。(後半14分の交代には)個人的には『自分が交代か』という感じ。ゴール以外も良かったので。出場時間が何分であろうが、点を取ってしまえば次にチャンスはある。ストライカーは勝とうが負けようが、点を決めればいい」
- アストンビラ戦の前半、レスター岡崎(中央)は今季4点目を挙げチームメートと喜び合う(撮影・PIKO)
◆ 1月23日○3-0ストーク(H) 先発→後半17分交代
岡崎は右足を痛めて後半17分に退く
岡崎「(ゴール前の好機に何度も絡み)決めたかった。パスは出てきている。あとはもうちょっとのところ。(ケガは)たぶん大丈夫だと思うが1、2日たってみてどうか。すごく痛かったので、久々に焦った」
◆ 2月 2日○2-0リバプール(H) 先発→後半42分交代
2連勝で首位キープ
岡崎「(バーディーの得点をお膳立てし)積極的にシュートを打った。イメージ通りのタッチができている」
◆ 2月 6日○3-1マンチェスターC(A) 先発→後半36分交代
03年11月以来、公式戦8試合ぶりにマンチェスターCに勝利
◆ 2月14日●1-2アーセナル(A) 先発→後半16分
後半ロスタイムに決勝ゴール決められ、2位トットナムと3位アーセナルに勝ち点2差に迫られる
◆ 2月27日○1-0ノリッジ(H) 先発→後半24分
◆ 3月 1日△2-2ウェストブロミッジ(H) 先発→後半18分交代
◆ 3月 5日○1-0ワトフォード(A) 先発→後半1分交代
◆ 3月14日○1-0ニューカッスル(H) 先発→後半20分交代 得点1
岡崎「(芸術的なオーバーヘッド弾を決め)忘れられないゴールになるでしょうね。すげーって50回くらい見返すと思います」
- ニューカッスル戦の前半、オーバーヘッドで先制ゴールを決めるレスター岡崎(共同)
◆ 3月19日○1-0クリスタルパレス(A) 先発→後半31分交代
◆ 4月 3日○1-0サウサンプトン(H) 先発→後半19分交代
◆ 4月10日○2-0サンダーランド(A) 先発→後半17分交代
岡崎「(欧州CL出場が確定し)かなわぬ夢だと思っていた。いつも欧州大会に出場したいと思っていた。もしプレーできたら、僕にとって大きなステップアップとなる」
岡崎の名前が道路に 英レスター市のピーター・ソールズビー市長は11日、プレミアリーグでFW岡崎慎司(29)が所属する首位のレスターが初優勝した場合、功績をたたえて道路に選手の名前を残す構想を明らかにした。「もちろん岡崎は欠かせない。英国では伝統的なことでチーム全員が対象」と語った。同市には、かつてレスターに在籍し、Jリーグ名古屋でも活躍した元イングランド代表FWリネカー氏の名を残した道路もあるという。
◆ 4月17日△2-2ウエストハム(H) 先発→後半14分交代
◆ 4月24日○4-0スウォンジー(H) 先発→後半28分交代
岡崎「1試合何もできなかったら、のたうち回るぐらいの悔しさを自分の内に秘めている。今日も正直90分できるぐらいの体力が余っていた。マインツの時も最後に点を取ったりした。(優勝を前に)みんな苦しい思いをしてきたメンバー。日の目を見なかったメンバー。野望とか、気持ちも持ってて、それが体現できてる。本当に奇跡」
◆ 5月 1日△1-1マンチェスターU(A) 先発→後半22分交代
岡崎「引き分けはでかい。トットナムに相当プレッシャーをかけたと思う。トットナムは攻めないといけない。そうするとチェルシーのカウンターを食らう可能性もある」
5月2日 2位トットナムが引き分け初優勝決定
- レスターの初優勝が決まり、チームメートと喜び合う岡崎(中央)(ゲッティ=共同)
岡崎「こんなに他のチームを応援したことはない。みんなが、ある意味1つになってオレらも戦っていた」「久しぶりに我を失うくらいうれしくて信じられない気持ちです」「自分がいたから優勝できたとは考えていない。ただ、その一員であることを誇りに思う。一員として優勝に関われたことがうれしいし、いまだに信じられない。来季、また新たなスタート。次のヒーローがまた出てくると思うし、それが自分でいたい」
◆ 5月 7日? - エバートン(H)
◆ 5月15日? - チェルシー(A)