チリが0-0からのPK戦を3-0で制し、決勝に進出した。南米選手権連覇に続くタイトル獲得を目指し7月2日にドイツ-メキシコの勝者と対戦する。ポルトガルは3位決定戦に回る。

 互いに好守を見せて0-0のまま決着が付かず、延長戦ではチリがMFビダル(バイエルン・ミュンヘン)の右足シュートがファーポストを直撃。こぼれ球を狙ったMFロドリゲス(クルス・アスル)のシュートもクロスバーに嫌われる不運もあってゴールが割れないまま、PK戦に突入。ここで1次リーグ2試合をケガで欠場し、3試合目のオーストラリア戦から復帰していたGKブラボ(マンチェスターC)が神セーブを連発した。

 ポルトガル1番手のFWリカルド・クアレズマ(ベジクタシュ)、2番手のジョアン・モウティーニョ(モナコ)のともにゴール左を狙ったキックを方向を読んではじき飛ばし、3番手のFWナニ(バレンシア)のタイミングを外そうとゆっくりとした動作からのゴール右を狙ったキックにも落ち着いて対応。ぎりぎりまで待っての横っ飛びで見事にセーブした。チリは1番手ビダル、MFアランギス(レーバークーゼン)、3番手FWサンチェス(アーセナル)がしっかりと成功させた。