バイエルン・ミュンヘンは欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦で、ベシクタシュに5-0で先勝、8強進出をほぼ確定させたといえるが、快勝劇にもすべての選手が大喜びなわけではないと、21日の独紙ビルトが報じた。

 特にアリエン・ロッベンは不満をためていたようだ。試合後のテレビインタビューで「それを口にしたりはしない。今感じたり、考えていることを口にしたら、明日ブラーゾ(スポーツディレクターのサリハミジッチ)かルンメニゲ氏に呼ばれるだろうし、そうなったら何があるかわからない。そんなことはしない方がいい」とコメント。さらに「僕はプロ選手だ。もう34歳で毎日こうした試合のために取り組んでいる」とつけ加えていた。

 この試合でユップ・ハインケス監督はロッベンとフランク・リベリーをベンチスタートさせた。ロッベンはハメス・ロドリゲスがふくらはぎを痛めたため、前半44分から出場し、リベリーは後半36分からの出場。ベルナト、ルディ、ティアゴはメンバー入りもしなかった。

 ハインケスは「こうした状況をマネジメントしなければならないし、私が正しいと思うことをする。それを全員が受け入れなければならない。それだけだ」とコメント。

 一方で「スタメンから出場しなかった選手が満足していないというのは普通のことだ」とロッベンへの理解も示していた。また「途中出場からチームに生き生きとした要素を吹き込んでくれた。それができることをわかっていたし、前線にオプションがあることを喜ばしく思っている」とプレーぶりをほめていた。