ベルギー1部リーグは27日(日本時間28日)に欧州主要リーグの先陣を切って開幕し、ヘントFW久保裕也(24)は敵地でのスタンダール戦にセンターFWとして先発した。後半26分までプレーし、無得点でチームも2-3で黒星発進。そんな中、久保はステップアップを目指し、新シーズンはゴールにこだわり、昨季の11得点を上回ることを目標に掲げた。

 欧州サッカーの新シーズンが始まった。ヘントで3シーズン目を迎えた久保にとっても、新たなスタートだ。昨季はサイドや中盤でもプレーしたが、この日は「今季は同じ(1つの)ポジションで勝負していきたい」とこだわるセンターFWでの起用。前半ロスタイムに右へ流れて起点をつくり、同点ゴールにつながる動きを見せた。だが、後半8分にはGKと1対1になる好機では、シュートが枠をとらえきれない。まだチームが機能せず、前線で孤立する場面が目立った。

 試合後の久保は「全然チャンスをつくれない。ボールを受けられない。改善するところが多い」と反省しきりだった。「格上のリーグへ行きたかったら、ここで昨季以上の活躍をしないと」という向上心があるからこその言葉。今季はFWとして、得点数という結果を追求することを強調していた。