リーグ戦上位6チームによるオーストリア上位プレーオフ第7節が行われ、FW南野拓実(24)のザルツブルクが、アウェーでオーストリア・ウィーンに2-1で競り勝ち、残り3節を残して6連覇を達成した。南野はフル出場して勝利に貢献。1日のオーストリア杯に続き、早くも「令和」で2つ目のタイトル獲得となった。

南野が新元号「令和」となってからわずか5日で2つ目のタイトルを手に入れた。勝てば優勝が決まる試合にトップ下として先発。得点こそ絡めなかったが、攻撃の中心としてプレー。1点を追う残り9分からの2得点での劇的優勝をピッチで迎えた。チームの6連覇に「ホッとしました。今日はみんなと一緒に騒ぎたい気分。すごくうれしいですね」と関西人(大阪府出身)らしく陽気に話した。

自身にとっては移籍初年度から5連覇となった。1日に獲得した国内杯を含めて2季ぶりの2冠獲得。「あまり実感はない」という新元号だが「早くも2つ(笑い)。タイミング良くタイトル取れた」と満面の笑み。「自分としては令和という新しい時代で良いスタートが切れたと思うので、素直に喜んで次につなげたい」。日本から9000キロ以上離れた異国の地から、「令和」をタイトル獲得で祝った。(中野吉之伴通信員)