元日本代表MF加藤恒平(30)が、スペイン2部に初昇格を果たしたマドリード州のクラブ、フエンラブラダの入団テストを再び受けている。

加藤は昨年所属したサガン鳥栖のチームメートだった元スペイン代表FWフェルナンドトーレスの勧めで冬にフエンラブラダのテストを受けたものの、その後、ポーランド3部のヴィジェフ・ウッチに所属した。

そして今夏、再びスペインに戻りフエンラブラダのプレシーズンにテスト参加。20日にスペイン1部レガネスとの今夏最初の練習試合にフル出場すると、25日に行われたスペイン1部アラベスとの練習試合でもスタメンでプレーした。

スペイン紙アスによると、ボランチだけでなく右サイドバックでもプレーしたが、どちらのポジションでもよい印象を残していたという。

さらに加藤は26日にスタートしたオリーバ(バレンシア州)遠征メンバー24選手にも含まれた。チームは31日まで合宿を行い、30日にスペイン4部CDロダと練習試合を行う予定になっている。

加藤がフエンラブラダに加入した場合、今夏デポルティボに移籍したMF柴崎岳との日本人対決が実現することになる。さらにFW岡崎慎司のマラガ入団が間近とも報じられているため、今シーズンはスペイン2部も日本で注目を浴びることになるかもしれない。

(高橋智行通信員)