香川真司所属のサラゴサがアトレチコ・マドリードのBチームに所属するダリオ・ポベダ獲得に向けて交渉中であるとスペイン紙アスが5日に報じた。

心臓病により無期限の活動停止となっているドゥワメナの代役にする狙いがある。

ポベダはビジャレアルの下部組織で育ち、昨年夏にAマドリードのBチームに入団した22歳、187センチの大型センターFW。U-19スペイン代表の経歴を持ち、現在は7試合に出場して8ゴールを決め、3部リーグでのチーム得点王になっている。

4日に両クラブ間で話し合いが行われており、Aマドリードはそのオファーを好意的に受け止めているという。サラゴサは先月下旬、ブラジル人FWジョナタス・ジェズズにオファーを出しており、すでに肯定的な回答を受けていたが、ここに来てポベダ獲得に方向転換している。

一方、ドゥワメナの状況は良好とは言えない。9月下旬の病気発覚後、さまざまな専門医の話を聞いているが、その中の3人からサッカーを辞めるようアドバイスを受けているという。(高橋智行通信員)