ベラルーシ1部ディナモ・ブレストは8日、ホームで開催された国内杯準決勝第1戦シャフティオール戦で、観客席にチケット購入者の顔写真を貼り付けたマネキンでスタンドを埋めたと、10日付のESPNなどが報じた。

新型コロナウイルスの影響でスペインリーグやイングランドなど多くのリーグが中断を余儀なくされている中、ベラルーシは欧州で唯一行われているプロリーグとなっている。

そんな中でディナモ・ブレストは、世界中のファンを招待する仮想チケットをネットで販売。見返りとして、チケット購入者の顔写真が観客席に座っているマネキンの顔部分に張られ、マッチデーマガジンを受け取ることができる。

この試みをシャフティオール戦で実施した。地元のサポーターは新型コロナウイルスの感染を懸念してスタジアムへは行かず。代わりにロシア、イングランド、UAE、イランなどの海外クラブのシャツを着用したマネキンがスタンドを埋め、試合も2-0で勝利した。

ベラルーシでは同ウイルスに1486人が感染し、16人が亡くなっている。だが、同国のルカシェンコ大統領は感染拡大を防ぐ対策の必要性を考慮していない。