中国1部リーグの広州恒大が、10万人収容の新スタジアムの建設に着手している。完成すれば、スペイン1部バルセロナが本拠地とする「カンプノウ」を上回り、世界最大規模のサッカー専用スタジアムとなる。

ロイター通信に提供された資料によると、広州市が「花の都市」として知られることから、その完成図は花の形をイメージしたデザインになっている。総工費は約120億元(約1800億円)。2022年末までに完成する予定になっている。

サッカー専用の「カンプノウ」の収容人員は9万9354人だが、多目的競技場を含めると、北朝鮮の綾羅島メーデー・スタジアムの約11万4000人が世界最多の収容人員とされている。

広州恒大は最多8度のリーグ優勝の経験があり、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も2度制覇。クラブを傘下に収めるのは中国の不動産大手エバーグランデグループ(恒大集団)。元イタリア代表DFのカンナバロが監督を務めている。