バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)は今季のスペイン1部リーグで得点王とアシスト王の2冠に輝いたが、ドリブル成功数でもトップだったことをスペイン紙マルカが27日に報じている。

メッシの今季のドリブル成功数は182回。この数字は同ランキングで2位につけたベティスのフェキル(98回)の約2倍という圧倒的なものになっている。この2選手に、ビリャレアルのアンギサ(86回)、エイバルのオレジャナ(69回)が続いている。

メッシのドリブル成功数の1試合平均は5・2回。最も成功した相手はアトレチコ・マドリードとマジョルカで16回。そしてセビリア(15回)、レアル・ソシエダード(14回)、アラベス(13回)が続く。Rマドリード相手に成功させた回数は8回で11番目だった。

一方、最も成功数の少なかった相手はビリャレアルで4回。ヘタフェ5回、ベティス、セルタ、エイバル、グラナダ、バレンシア、オサスナが各6回だった。

メッシが背番号10をつけた2008-09シーズンからの12シーズンのスペイン1部リーグの年間ドリブル成功数トップ20を振り返ってみると、トップ5をメッシが占めている。

6位は16-17シーズンに168回を記録したバルセロナ時代のネイマール(パリ・サンジェルマン)だった。トップ10のうち7、トップ20のうち12がメッシの記録となっている。

メッシはその間、通算1797回、1シーズン平均150回ドリブルを成功させており、その成功率は57%となっている。最も成功させている相手はアトレチコ・マドリードで130回(24試合)。2番目がバレンシアで113回(23試合)、3番目はエスパニョールで111回(22試合)、4番目はレアル・マドリードで100回(23試合)、5番目はセビリアで96回(22試合)。

08-09シーズンからの欧州5大リーグの記録を見てみると、トップ10のうち5、トップ20のうち7がメッシの記録である。そのうち10-11シーズンの186回が1位、2017-18シーズンの185回が2位となっている。

それにバルセロナの下部組織出身のアダモ・トラオレ(ウルバーハンプトン)が今季183回を記録し3位、チェルシー時代のアザール(現レアル・マドリード)が14-15シーズンに180回を記録し5位につけている。

◆08-09シーズン以降のスペイン1部リーグ・ドリブル成功数ランキングトップ10

1位 メッシ(バルセロナ) 186回 10-11シーズン

2位 メッシ(バルセロナ) 185回 17-18シーズン

3位 メッシ(バルセロナ) 182回 19-20シーズン

4位 メッシ(バルセロナ) 177回 11-12シーズン

5位 メッシ(バルセロナ) 174回 14-15シーズン

6位 ネイマール(バルセロナ) 168回 16-17シーズン

7位 ブラヒミ(グラナダ) 164回 13-14シーズン

8位 メッシ(バルセロナ) 145回 09-10シーズン

9位 ブファル(セルタ) 144回 18-19シーズン

10位 メッシ(バルセロナ) 143回 2013-14シーズン

10位 ネイマール(バルセロナ) 143回 15-16シーズン

◆08-09シーズン以降の欧州5大リーグ・ドリブル成功数ランキングトップ10

1位 メッシ(バルセロナ) 186回 10-11シーズン

2位 メッシ(バルセロナ) 185回 17-18シーズン

3位 トラオレ(ウルバーハンプトン) 183回 19-20シーズン

4位 メッシ(バルセロナ) 182回 19-20シーズン

5位 アザール(チェルシー) 180回 14-15シーズン

6位 メッシ(バルセロナ) 177回 11-12シーズン

7位 メッシ(バルセロナ) 174回 14-15シーズン

8位 ラファエウ(ボルシアMG) 172回 13-14シーズン

9位 ネイマール(バルセロナ) 168回 16-17シーズン

10位 アザール(チェルシー) 165回 17-18シーズン

(高橋智行通信員)