スペイン1部レアル・マドリードから、今季はマジョルカに期限付き移籍した日本代表MF久保建英(19)の来季の新天地候補に、同1部オサスナが急浮上した。29日、スペイン大手紙アスが伝えた。スペイン1年目は、マジョルカで主力として評価を上げた。来季もレアルからの期限付き移籍が確実視される中、新天地を巡り、多くのクラブの名前が挙がり、報道は過熱の一方だ。

◆久保を巡る報道 マジョルカで強烈な印象を残した久保に対し、スペイン内外で多くのクラブが獲得に向けて動いていると連日、報じられている。国内上位クラブでは4位のセビリア。来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権も手にしており、地元紙は「残るはクラブ間合意」と書いた。同じ欧州CL出場クラブでは、オランダ1部の強豪アヤックスも選択肢だと報じられた。

他のクラブでは名将ペジェグリーニ監督を招請したベティス、レアル・ソシエダード、ヘタフェなどの名も挙がる。さらに、国外ビッグクラブではACミラン、ドルトムント、パリ・サンジェルマンも獲得を望んでいるとされた。特にPSGについては、レアル側にはフランスでプレーさせる意思はないとも伝えられた。

レアルは久保の他にもレアル・ソシエダードのノルウェー人MFウーデゴール、ビリャレアルへのレンタル決定が間近とされるMFオスカルといった多数の有望選手を期限付き移籍で武者修行に出している。それらの選手の動向も、久保の去就に影響を与えそうだ。